変形性頚椎症

変形性頸椎症とは、主に頸椎の加齢変化が原因となって、頸部痛や肩こり、背部痛などを引き起こす病気です。
頸椎は7個の椎骨から構成されていていますが、椎骨同士は椎間板と椎間関節で構成されています。

椎間板は35歳を過ぎると、加齢にともないしだいに水分の保持能力が低下し、内圧が減少して支持性が低下します。それに伴い、上下の椎体の辺縁に骨棘と呼ばれる骨突出部ができたり、椎間関節が磨り減ったり加齢変化が生じ、椎骨や頸椎全体の形状が変化するため変形性頚椎症と呼ばれます。

診断名は「脊椎骨軟骨症」「脊椎骨関節症」「OA(変形性関節症)」頚椎症」「頚部脊椎症」などです。

上記のとおり「変形性脊椎症」「頚椎症」とは歳を重ねたことによって脊椎に発症する疾病なのです。 医師の診断書に「外傷性頚椎症」「外傷性脊椎症」との記載が稀にありますがこれは外傷を契機にして脊椎症を発症したと理解する必要があります。外傷によって脊椎症という病変が発症することは有り得ないのです。

「変形性脊椎症」は、一般的には35才以上の年令から認められます。 症状と治療内容は「鞭打ち損傷」と同様です。主たる症状として脊髄障害または神経根障害、それらの両方を示す場合があります。

知覚・運動機能異常としては、疼痛、痺れ、筋力低下、筋萎縮、筋肉の痙攣を示し、頚部交感神経異常としては、頭痛、眩暈、耳鳴り、嘔気が現れます。 これらの神経障害に抹消血行障害が加わると、頭痛、項部~肩にかけての疼痛・筋緊張感・筋硬結・圧痛が加わります。

治療はあまりに症状が強い場合は、入院の上グリソン牽引を行うこともありますが、一般 的には急性期は「安静」が主体です。

神経学的な検査、XP、MRIの撮影の結果、得られた所見に基づき消炎鎮痛剤、筋弛緩剤、ビタミン剤、循環改善剤、動脈硬化用剤等の内服が指示されます。急性期以降は温熱・運動・牽引の理学療法が開始され、頑固な痛みが継続する場合は上記に加えて各神経ブロック療法が実施されます。

被害者の年令が35才以上で長期化する「鞭打ち損傷」の大半が本症例であると評価できます。

被害者の方は事故前にすでに年齢的な骨の変化による病状があったことになります。ですので、上記の治療を継続したとしても病状の消失が期待できるだけで、病状の根本的な治癒はあり得ないことに留意する必要がります。病状が緩解すればよく、今後再発の可能性もあり得ることを承知しておくべきといえます。

後遺症については、
本例で手術を受けないケースは、14、12級が想定されます。
固定術や脊柱管拡大形成術を受けられた場合は、11、8、6級が想定されます。


 

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