歯の後遺障害

逸失利益は否定されますが、症状や職業との関係で後遺障害慰謝料が増額されることがあります。

人の歯は、大人の歯(永久歯)は上が 14 、下が 14 本の合計 28 歯です。
歯の後遺障害は、 14 歯以上 10級4号 、 10 歯以上 11級4 号、 7 歯以上 12級3号 、 5 歯以上 13級5号 、 3 歯以上 14級2 号になります。

「歯科補綴を加えた」とは、 交通事故で現実に喪失した歯の本数が問題となり、見えている部分の 4 分の 3 以上を失った場合も喪失歯となります。

交通事故で 2 本の歯を喪失し、その歯の両サイドの歯にブリッジを架けた場合においては、合計 4 本の歯に補綴を実施したことになりますが、喪失した歯は 2 本であるため後遺障害にはなりません。なお、親知らず、乳歯の喪失は基本的に対象となりません。

歯の後遺障害診断には専用の後遺障害診断書を用います。

歯の後遺障害の判例紹介

参考判例として歯牙障害の逸失利益を否定した判例を紹介します(他に外観醜状。併合11級,東京地裁 平成14年1月15日判決)。

被害者は、歯牙障害(12級3号該当)と概観醜状(12級13号該当)により併合11級の後遺障害が残った男性。逸失利益に関して労働能力の喪失を否定しつつ、 被害者は事故により9歯を失なったのに加えて、ブリッジ治療の必要上、さらに4歯に補綴を加え、結局、事故のため合計13歯もの健康な歯に補綴を加えなければならないこと、独身の身である被害者にとって、上の前歯5歯についての取り外し式の局部床義歯は、生活上の不便をもたらすことに加え、精神的にも相当な苦痛を与えること、外貌醜状については、これによる直接的な労働能力への影響は認められないものの、被害者が瘢痕を気にして、対人関係や対外的な活動に消極的になることはあり得ないことではなく、これが間接的に労働の能率や意欲に影響を及ぼすことは考えられるから、上記2点について後遺障害慰謝料の増額事由として考慮すべきであると判断されました。


 

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