下肢関節の機能障害について

①下肢の用を全廃したもの

想定される等級は、両下肢:1 級 6 号、1下肢: 5 級 7 号です

「股・膝・足関節の完全強直」とは、健側に比して患側の運動可能領域が 10 %以内に制限され、足趾の障害が加わるもの、股・膝・足関節の完全麻痺、およびこれに近い状態で足趾の障害が加わるもの。

「関節の用を廃したもの」とは、関節の完全強直またはこれに近い状態にあるもの、神経麻痺等により自動運動不能またはこれに近い状態にあるものを言います。

1下肢の 2 関節の用廃は 6 級 7 号が、 1 関節の用廃は 8 級 7 号が認定されています。

関節の機能に著しい障害を残すものとは、健側に比して患側の可動域が 2 分の 1 以下に制限されているもので、 10 級 11 号が認定されます。

関節の機能に障害を残すもの」とは、健側に比して患側の可動域が 4 分の 3 以下に制限されているもので、 12 級 7 号が認定されます。

②股関節と後遺症

8 級 6 号:関節の強直

「関節の強直」とは、関節の完全強直またはこれに近い状態を言います。
「これに近い状態」とは、関節の可動域が、原則として健側の可動域の 10 %程度以下に制限を受けているものです。

・股関節の屈曲の正常値は 125 °で 10 %は 12.5 °となりますが、判定は 5 °単位で切り上げますから、この場合は 15 °以下となります。角度の計測は 5 °単位の切り上げで記載します。
・主要運動が複数ある関節では、いずれの主要運動も全く可動しないまたはこれに近い状態になったときに限って、 8 級 7 号が認定されます。 
・股関節では、膝屈曲・伸展・外転・内転でそれを立証しなければなりません。
「主要運動が複数ある関節」とは、肩関節と股関節です。

10 級 11 号、 12 級 7 号 関節の機能障害

・股関節では、主要運動、つまり膝屈曲・伸展・外転・内転のいずれか一方が 2 分の 1 以下、 4 分   の 3 以下に制限されていることが認定の要件となります。

参考運動を評価の対象とするケース
例えば、股関節の屈曲が 70 °で健側の屈曲が 130 °である場合、 130 ÷ 2 = 65 ° 65 + 10 = 75  °となり、患側の可動域はこれを 5 °下回ります。このケースでは、参考運動である外旋・内旋の 1 つが2 分の 1 以下であれば、 10 級 11 号が認定されます。

下肢の股関節では、主要運動の可動域が 2 分の 1 以下、又は 4 分の 3 以下をわずかに上回る場合、当該関節の参考運動が 2 分の 1 以下または 4 分の 3 以下に制限されているときは、 10 級 11 号、12 級 7 号が認定されます。

③膝関節と後遺症

足関節に参考運動はありません。

主要運動の合計値は 65 °で骨折・脱臼した方が 50 °以下であれば 12 級 7 号が認定されます。
足関節の 4 分の 3 は 48.7 °ですが 5 °単位で切り上げますから 50 °となります。

45 °となると非該当です。

受傷から 6 ヵ月を経過したら通常、症状固定として後遺障害診断を受けることになります。


 

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