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125 膝窩動脈損傷(しつかどうみゃくそんしょう)

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鼠蹊部から膝上部まで走行する大腿動脈は、膝窩を通るところで膝窩動脈と名を変えます。

※膝窩とは、膝の後ろのくぼんだ部分、○印です

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膝窩動脈損傷は、圧倒的にバイクと自動車の衝突で発生しています。

大腿骨果部骨折、膝関節脱臼、骨・腓骨開放骨折、これらの傷病名に合併することが多く、血行再建が遅れると、膝上切断となる重症例です。

特に、膝関節脱臼に伴う膝窩動脈損傷の発生率は、20~40%と報告されています。

 

交通外傷による膝窩動脈損傷では、骨折や関節・筋損傷などの複雑な病態を合併することが多く、血行再建や観血的整復術は、専門医が担当すべき領域と言われています。

 

①20歳、女性

バイク転倒にて左骨・腓骨開放骨折し観血的整復術が実施される。

2日後に専門医に転院するも、膝窩動脈は完全断裂し閉塞していた。

血行再建後、感染壊死にて膝上切断となる。

 

②18歳、男性

バイク転倒にて右大腿骨骨折、左骨・腓骨開放骨折し観血的整復術24時間後に専門医に転院、膝窩動脈は完全断裂、閉塞状態であった。

血行再建を実施するも、感染壊死にて膝上切断となる。

 

③68歳、男性

歩行中、車に衝突され左大腿骨骨折、左膝開放性骨折し観血的整復術12時間を経過した時点で専門医に転院、膝窩動脈は伸展され完全閉塞していた。

血行再建を実施するも、左足関節拘縮となった。

 

④21歳、女性

乗用車を運転、自損事故により、右膝関節を脱臼、整復術の10日後に専門医に転院、膝窩動脈は伸展され完全閉塞していた。

血行再建を実施するも、左膝関節の拘縮となった。

 

⑤47歳、女性

乗用車を運転、自損事故により、左骨・腓骨骨折、左膝開放骨折で観血的整復術を受ける。

術後、4日を経過した時点で専門医に転院、膝窩動脈は伸展され完全閉塞していた。

血行再建を実施するも、感染壊死にて膝上切断となる。

 

⑥59歳、女性

歩行中車に衝突され、左骨・腓骨骨折で整形外科搬送後、直ちに専門医に転送、膝窩動脈は不完全断裂、伸展され完全閉塞していた。

血行再建後、虚血症状は改善され、後日、観血的整復術を施行し経過良好だった。

 

上記の6例では、膝窩動脈は完全閉塞しており、自家静脈にて血行再建が行われました。

5例は整復術後に血行再建術が実施されたのですが、内3例が感染、壊死から膝上切断となり、2例が足および膝関節に拘縮の後遺障害を残しています。

そして、血行再建を先行した1例については、膝窩動脈損傷後の経過は良好で、症状固定となっています。

 

交通外傷による膝窩動脈損傷では、虚血症状が遅発性に発症することが多く、まず、可及的速やかに膝窩動脈損傷を診断し、整復術に先行して血行再建術を行うことが重要とされています。

 

膝窩動脈損傷における後遺障害のポイント

 

1)血管損傷の症状は、5つのPに代表されます。

①PUFFINESS=著明な腫れ、

②PAIN=疼痛、

③PULSELESSNESS=動脈拍動の減少ないし消失、

④PALLOR=下腿の蒼白、冷感、

⑤PARALYSIS=知覚異常、

 

上記の5つ以外にも、斑状出血が認められることがあります。

※斑状出血とは、破れた血管から漏れた血液が、皮膚組織や粘膜に入り込んでできる小さなアザのことで、直径3mm未満を点状出血、直径2cmまでを斑状出血、さらに大きなものは、広汎性皮下出血と呼ばれています。

 

通常の診断では、まず足背部で動脈の拍動を触れることで、確定診断は、血管造影となり、血管損傷があれば、緊急手術で血管再建術が実施されています。

 

ところが、膝窩動脈損傷の見逃される率は、72.7%と報告されており、その原因として、

①典型的な5つのPが認められない動脈損傷が多いこと、

②初診で、足背動脈が僅かながら触知でき、経過観察となったものなど、

臨床症状の不確実さが指摘されています。

つまり、迅速に確定診断をするための手段がない現状であるのです。

さらに、確定診断として血管造影が汎用されていますが、血管造影には、1~2時間の多大な時間を要するのです。

 

2)一方、筋肉の阻血許容時間は、6時間とされています。

この6時間は、血行再建までのゴールデンタイムと呼ばれているのです。

先の例でも、観血的整復術後に24時間、2日間、4日間を経過したものは、いずれも膝上切断となっています。血行再建術は、経過時間との闘いなのです。

 

3)1下肢を膝関節以上で失ったものは、4級5号が認定される可能性があります。

労働能力喪失率は92%、自賠責保険の後遺障害保険金は1889万円です。

赤本基準であれば、後遺障害慰謝料は、1670万円、

被害者が37歳男性で、前年度の所得が580万円であれば、逸失利益は、

580万円×0.92×15.372=8202万円が予想されます。

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弁護士  岡田 潤

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当事務所の弁護士の岡田は交通事故に力を入れるため他の分野の依頼件数を抑え、交通事故分野に特化しております。

よりよいリーガルサービスをご提供できるよう、人体模型や専門書を揃えたり、後遺障害の専門家との勉強会を行たりして、交通事故に関する知識を深めています。

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